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(にちにちどくしょ)最新おすすめ本のレビューです。

最強の開運待ち受け男「SHOCK EYE (ショックアイ)」に学ぶ

歩くパワースポットと呼ばれた僕の大切にしている小さな習慣

歩くパワースポットと呼ばれた僕の大切にしている小さな習慣

SHOCK EYE湘南乃風)著 講談社

 

 

この本は、極めて珍しい類といえるでしょう。

 

なぜなら、本書を一言でまとめると、

 

「ゲッターズ飯田に『すごい運気の持ち主』と言われた人の本」

 

だからです。

 

※ちなみにゲッターズ飯田さんとは元芸人の有名な占い師の方です。

 

 

 

 

これまで、運を良くする習慣や、引き寄せの法則に関する本は多数ありました。

 

一生お金に困らない人の運の習慣 (中経出版)

一生お金に困らない人の運の習慣 (中経出版)

 

 

 

ですが、占い師に運が良いと言われた有名人がその一点で書籍化されたケースはありません。

 

著者のすごいところは、ただ本人の運が良いというだけではなく、

 

著者を待ち受け画面にしたらいいことがある

 

という恐るべき開運フレーズを持っていることです。

 

 

気になる本書の内容は……

 

 

最強の運気を持つ「歩くパワースポット」こと著者SHOCK EYEが本書で一体何を書いているのか?

 

それは2つに分かれています。

 

1.運を良くする方法

2.これまでの人生と人生観

 

正直、1に関してはあまり参考にならないと私は感じています。

 

なぜなら、著者は運を良くする方法をとっているから運が良いのではなく、運が良いと言われたから「それに見合った行動を」と、「強運者」としてそれらしい行動を始めたからです。

 

ただ、2の「人生」に関しては読ませる点が多々あります。

 

特に、父親母親との関係や、学校との関係、ミュージシャンとしての葛藤などは立ち位置の違いこそあれ、共感できる方も多いのではないでしょうか?

 

父親との関係が上手くいかなかった少年時代から、大人になって分かり合っていく話、

 

未だに母親を許すに至っていない話、

 

微細に表現されているわけでもなく、大げさに深刻さを出しているわけではないのですが、心がキュッと掴まれるような不安さや共感があります。

 

そして、そこから著者の「上品な強さ」を感じることができました。

 

自己を客観化して分析するのでもなく、激情に流されるのでもなく、自然体でこれらの悩みに立ち向かっている様が著者の魅力と言えるでしょう。

 

「若い時、僕もできなかったけれど、力や感情に任せてしまうことをやめて、自分の思う正義を、自分の言葉で説明できる力をつけられたらいいと思う。きっと、ムカついたことにはちゃんとした理由があるはずだから。それを大人は、理解しようとしないときがある。少し考えたらわかることも、昔は自分らもガキんちょだったのを忘れてしまっているから。気持ちが落ち着いたら、手紙でもいいから、なぜそうしてしまったか、自分の気持ちや言い分を素直に伝えたら、どうかな?」

(109ページ)

 

若者の親に対する悩み相談に答える言葉として、こんなに「隣りにいる」感じで語りかけてくれる文章が、かつてあっただろうか?

 

 

まとめ

何はともあれ本書には最大のご利益、SHOCK EYEスペシャル開運待ち受け画像が袋とじで盛り込まれております!

 

つまり、本書を購入すれば著者の最大の魅力である「強い運気」の恩恵を賜ることができるのです。

 

もちろん私も待受画面に設定しました。

 

(私のスマホの待受が湘南乃風メンバーになっている様は非常にシュールですが……)

 

 

さあ、あなたも本書を購入して待受画面に設定しましょう。

 

今ならまだ間に合います!

 

 

歩くパワースポットと呼ばれた僕の大切にしている小さな習慣

歩くパワースポットと呼ばれた僕の大切にしている小さな習慣