あなたは一日で何回冷蔵庫を開くか?自分を褒めたいお弁当作り
お弁当作りは実戦の毎日
「毎日毎日、ご飯のことばかり考えていて嫌になる!」
私の妻の心の叫びです(汗)
全国のママさんは、早ければお子さんが3歳ぐらいから、家事としての「お弁当作り」に参戦します。
妻曰く、「お弁当作りはボディーブロー」とのことで、日々の試行錯誤や積み重ねができているか否かで、その出来栄えはジワジワ変わってくるとのこと。
そこで手に取ったのが「冷凍作りおき」で有名な「ゆーママ」こと、料理研究家の松本有美先生の新刊「小分け冷凍おかず″を詰めるだけ! ゆーママの毎朝ラクする冷凍作りおきのお弁当 (扶桑社ムック)」です。
献立地獄
私の妻がご飯のことで「嫌になる!」と言っていたのは下記の3点。
1.何を作るか
2.いくらで作るか
3.どうやって作るか
それぞれを簡単に説明してみたいと思います。
1.何を作るか
献立を決める段階です。
なるべくスーパーに買い物に行く前に決めていますが、現場のフィーリングで判断することもしばしば。
2.いくらで作るか
一家のお財布を預かる妻にとって、非常に重要なポイントです。
「主婦は食材の価格が瞬時で比較できるスカウターの能力が自然と身につく」
と言う通り、特売の商品がどの程度安いのかなどを正確に判断できるようになっています。
その能力を駆使して、日々の食費を家計から逆算して割り出しているとのこと。
3.どうやって作るか
一品一品のレシピ、一から作る調理法のことではありません。
どの程度出来合いの惣菜や、冷凍食品、レトルト食品などを織り交ぜていくかということです。
これが上達することが料理上手のママになる方法だと妻は断言しています。
三方良しのゆーママ戦略
何を作るか、
いくらで作るか、
どうやって作るか、
この3つのポイントから考えると、本書の手法は非常に有効です。
それぞれの課題に焦点を当てて解説していきます。
何を作るかは本書レシピ参照
本書のレシピは334種類と、非常に豊富です。
色々アレンジすることもできますし、本書レシピを献立の基本とすることで「ご飯の悩み」の半分は解決できるかもしれません。
家計にもやさしい本書。でも相場感は忘れないで
本書のレシピは特殊な食材や調味料は使われていません。
なので、比較的リーズナブルに食材を揃えることができます。
ですが、生鮮食品などは価格が乱高下することがあります。
特売の旬の野菜など、おいしくて安いものをチョイスしましょう。
どうやって作るかはその日次第
私の妻はこの「どうやって作るか」を一番柔軟に考えています。
本書の活用の仕方と密接にリンクしているのです。
まずは「何を作るか、予算はいくらぐらいか」を決められれば、あとはその日の気分や体調、予定次第で「どうやって作るか」を決めるとのこと。
例えば、夕方に子供の習い事のお迎えがある時には出来合いを多めにしたり、時間に余裕があるときはハンバーグをこねたり、のんびりしたい時にはパスタにしたりしています。
そして、それらは「夕食」と「お弁当」をセットで計算して、はじめて成果が上がる戦略なのです。
あなたは一日に冷蔵庫を何回開けているか?
この問いは、調理の回数と効率、作業動線を見直すということが真意になります。
本書の「小分け冷凍おかずを詰めるだけ」を実践すると、飛躍的に料理の作業導線が効率的になります。
本書レシピと冷凍おかずのテクニックで、火を使う調理の回数を減らすことができます。
同時に、冷蔵庫を開ける回数も、お皿を出す回数も、引き出しを開ける回数も、洗い物の回数も、キッチンを歩き回る距離も、それらに掛かる時間も、全て減らすことができます。
まとめ
本書を読みながら、私は妻からはじめて「家事としての料理」に関してじっくり話を聴かせてもらいました。
妻にとって、料理は毎日私と子供に提供する一番重要な仕事で、研鑽を続けているとのこと。
妻が本書レシピを参考にして、夕食とお弁当を作った際には
「買い物から調理からお弁当作りまで、自分を褒めてあげたい出来」
と自画自賛をしておりました。
私は妻の料理には日々感謝していましたが、本書を通してその奥深さや研究ポイントを、浅学ながら垣間見ることができました。
ママさんはもちろん、男性も一読の価値ありの一冊です。
?小分け冷凍おかず″を詰めるだけ! ゆーママの毎朝ラクする冷凍作りおきのお弁当 (扶桑社ムック)
- 作者: ゆーママ
- 出版社/メーカー: 扶桑社
- 発売日: 2019/03/08
- メディア: ムック
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